泣ける絵本

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◎ずーっと ずっと だいすきだよ

西ドイツで生まれたハンス・ウィルヘルムがアメリカで出版した、名作『ずーっと ずっと だいすきだよ』。
国語の教科書にも載るほど有名な絵本なので、目にしたことのある人も多いかもしれませんね。
この絵本のテーマは『愛する者との死別』。
伝えることの大切さが、この一文に詰まっているのではないでしょうか。
言える時に言っておかなければならない言葉がある。
日々の中できちんと愛情を伝えないことが後でどれほどの悲しみに繋がるかを、この絵本は教えてくれます。
子どもが読んでも納得できる物語ですが、本作は大人の心にこそより響き、自分の大切な人が思い出されて泣けてくるのです。


◎おじいちゃんがおばけになったわけ

『死ぬってなに?』『死んだ後はどうなるの?』そんな子どもからの質問に、
どうやって答えますか?この絵本を読んであげることで、子どもも少しは何かを感じ取ってくれるかもしれません。
死は突然訪れるもの。大切に思っている身近な人との最期も、十分に話が出来ないまま迎えてしまうこともあるでしょう。
一歩間違えると説教くさくなりがちな『死』がテーマにも関わらず、
色鉛筆で描いたような優しいテイストのイラストと、ユニークな話の展開で、最後まで読者に飽きさせません。
特にラストのじいじとエリックとの会話では、自分の大好きな祖父母が亡くなった時のことなどが思い出され、大人は泣けてしまうかもしれません。



◎わすれられないおくりもの
イギリスの絵本作家、スーザン・バーレイの代表的な作品であるこの絵本は、彼女が子どものために初めて書いたデビュー作です。
そんな初作品が大きな人気を集め、その後も森の動物たちの物語を描いたアナグマシリーズが展開されました。
この絵本は、森のみんなから慕われる、優しく賢い老アナグマが主人公です。
自分の死が間近に迫っていることに気付いている彼は、自分のことよりも残される森の仲間たちのことを気にかけます。
そしてある秋の夜、長いトンネルを若い頃のように軽やかに走る夢を見ながら、眠るように亡くなりました。
優しいタッチの絵と静かな口調の文章で、周りを慈しむ心と友人の素晴らしさ、悲しみを乗り越える強さを伝えてくれるこの絵本。

いかがでしたか?
子供の頃に読んだ本を今になって読んでみると新しい発見や心にグッとくる部分があるのではないでしょうか。

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